桑の葉
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桑の葉は「蚕のエサ」として、日本でも馴染みの深いクワ科の落葉樹です。
近年では、糖尿病の改善や血糖値のコントロール、ダイエット効果もあることで注目されています。
有効成分「1‐デオキシノジマイシン」
桑の葉だけが持つ有効成分「1‐デオキシノジマイシン」はブドウ糖と非常に似た形をしており、糖分解酵素「a-グルコシダーゼ」と結びつく力が強いので糖の吸収を抑制し、食後の血糖値の急激な上昇を緩やかにする作用があることが証明されています。
また、桑の葉は、緑色植物の中で血糖降下作用がもっとも強いことも、東北医学部の研究結果として認められました。
豊富な栄養素を含む桑の葉
桑の葉には、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンA・亜鉛・鉄分・マグネシウム・カルシウム・食物繊維・カロテン・γアミノ酪酸などの優れた栄養素が含まれています。
中でも、現代人に不足しがちなカルシウムの含有量はキャベツの約60倍、鉄は小松菜の約15倍、カロテンはほうれん草の約10倍と豊富に含まれています。
摂取する時の注意点
桑の葉は、食前15分〜食中に摂取することで、食後の急激な血糖値の上昇を抑制します。
特に副作用の報告もなく、安心安全な健康食品として流通していますが、食物繊維が豊富に含まれているため、お腹が張るなどの症状がみられる場合もあるようです。
その時には、摂取量を少なめにするなどの対処をしましょう。