アイスプラント
アイスプラントは、南アフリカが原産地で、サボテンの仲間の植物です。
日本では佐賀県で初めて栽培されたそうです。
水滴のようなキラキラとした粒で、ほのかな塩味がするのが特徴で、フランスやベルギーなどのヨーロッパでは、古くから食されています。
アイスプラントは乾燥に非常に強い植物で、カリウム・マグネシウム・レチノールなどのミネラルを土壌から吸収して、細胞にたっぷり蓄えています。
有効成分「ピニトール」
アイスプラントは、血糖値を下げる野菜として注目されています。
それは、アイスプラントからわずかに摂れるイノシトールと呼ばれる水溶性ビタミンの一種「ピニトール」に血糖値を下げる効果があるからです。
ピニトールは植物性のインスリンとも呼ばれ、インスリンと同様の働きをすることが認められています。
一般的な「血糖値の上昇を緩やかにする」という糖の吸収を抑えるものとは違い、ピニトールはインスリンが正常に働く作用があるのが大きな特徴です。
ピニトールは、ブドウ糖をエネルギーに変えて私たちの健康を維持しているたんぱく質の一種「GLUT4」の働きを促進するので、根本的に血糖値を下げることができます。
注目度が高まるアイスプラント
まだまだ、日本では馴染みの少ない機能性野菜ですが、日本人の5人に1人の割合で糖尿病予備軍といわれている昨今、注目度が非常に高まってきています。