サラシア

サラシアとは、南アジアや南米の一部で自生しているツル科の植物で、現地では古くから糖尿病の治療薬として利用されていたという歴史があります。

日本では貴重な原料として重宝され、漢方薬の一つとして利用されていましたが、近年の研究により、サラシアは糖尿病や高血糖の改善に効果があることが確認され、「サラシアサプリ」「サラシア茶」などが注目されています。

有効成分「サラシノール」「コタラノール」

サラシアの有効成分は「サラシノール」と「コタラノール」です。サラシノールとコタラノールは、糖が体内に吸収されやすくする「a-グルコシダーゼ」の働きを阻害し、糖の吸収を抑えて食後の急激な血糖値の上昇を抑制する効果が期待できます。

この働きは、糖尿病の代表的な治療薬a-グルコシダーゼ阻害薬「アカルボース」と同じです。また、サラシアには、糖尿病の進行によって起こる体内のブドウ糖が変化する過程において大きく関わりのある「アルドース還元酵素」の働きを抑制するので、糖尿病の合併症予防効果も期待ができます。

摂取する時の注意点

サラシアは、サプリメントやお茶として摂取する分には安心安全なものですが、早く効果を出したいと過剰摂取した際には、下痢や腹痛などの症状があらわれることもあります。

サラシアは、食前に適量を摂取して継続するのが、安心でより効果的だといえます。

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